中世の街並みが残るルクセンブルク旅行で訪れたい観光スポット7選

ヨーロッパ

ルクセンブルクはヨーロッパの中心に位置する小さな国でありながら、中世の美しい街並みや壮大な城塞が数多く残る旅行先です。

世界遺産にも登録されている旧市街には石畳の道や歴史的な建物が広がり、まるで中世にタイムスリップしたかのような感覚を覚えます。

また国土が小さいため短期間の旅行でも主要な観光スポットを効率よく巡ることができます。

しかしルクセンブルクは日本人観光客が少ないため「どうやって行くの?」「物価は高い?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。

そこで本記事ではルクセンブルク旅行に必要な基本情報やベストシーズン、おすすめ観光地7選を詳しく紹介します。

ヨーロッパの中世の雰囲気を楽しみたい方や美しい景観を満喫したい方にぴったりの旅行先ですので、ぜひ最後までご覧ください。


1.基本情報(場所・時差・公用語・通貨)

ルクセンブルク大公国はフランス・ドイツ・ベルギーに囲まれた内陸国です。

国土面積は約2,586㎢と日本の東京都よりも少し広い程度の小さな国ですが、ヨーロッパ屈指の金融センターであり豊かな国として知られています。

日本との時差は8時間(夏時間は7時間)

そのため日本から到着した際には時差ボケに注意が必要です。

ルクセンブルクの公用語はルクセンブルク語・フランス語・ドイツ語の3つですが、英語も広く通じるため観光で困ることはほとんどありません。

特にホテルやレストラン、観光地では英語対応が一般的です。

通貨はユーロ(EUR)が使用されており、1ユーロ=約160円(2025年3月時点)です。

クレジットカードの普及率が高く、ほとんどの支払いはカードで済ませることができます。

ただ市場や小規模なお店では現金が必要な場合もあるため、少額のユーロを持っておくと安心です。


2.日本の各空港からのフライト時間と航空券代

ルクセンブルクには日本からの直行便がないため、ヨーロッパ主要都市(フランクフルト・パリ・アムステルダム・ブリュッセルなど)を経由して行くのが一般的です。

最も便利な経由地はフランクフルト(ドイツ)で、フランクフルト国際空港からルクセンブルクまでのフライトは約40〜50分、鉄道やバスでも約3時間で移動できます。

主要空港からの所要時間

出発地経由地総所要時間(乗継時間含む)
成田・羽田フランクフルト経由約14〜16時間
関西国際空港パリ経由約15〜17時間
中部国際空港アムステルダム経由約16〜18時間
福岡空港イスタンブール経由約17〜19時間

航空券代(往復・エコノミークラス)

航空券の価格は時期や航空会社によって変動しますが、一般的な目安は以下の通りです。

  • オフシーズン(1月〜3月、11月)
    10〜15万円
  • ハイシーズン(5月〜8月、年末年始
    18〜25万円

航空券を安く抑えるコツは3〜6ヶ月前に予約することや、LCCや中東系の航空会社(カタール航空・エミレーツ航空など)を利用することです。

またヨーロッパ主要都市までの格安航空券を手配し、そこからLCCや鉄道を使ってルクセンブルクに入る方法もあります。


3.ホテル・食事・移動費の物価

ルクセンブルクは物価が高いです。

特に宿泊費はヨーロッパの中でも高めですが、予算に応じた選択肢は豊富にあります。

ホテルの料金目安

  • 高級ホテル(5つ星)
    1泊 40,000〜80,000円
  • 中級ホテル(3〜4つ星)
    1泊 20,000〜40,000円
  • エコノミーホテル・ホステル
    1泊 8,000〜15,000円

観光の中心である旧市街周辺のホテルは高めですが、少し郊外に泊まると料金を抑えられます。

またAirbnbやゲストハウスを利用すると宿泊費を抑えられます。

食事代の目安

  • レストラン(高級):1食 5,000〜15,000円
  • カジュアルレストラン・ビストロ:1食 2,000〜5,000円
  • ファストフード・軽食:1食 1,000〜2,500円

ルクセンブルクはフランス料理やドイツ料理の影響を受けたグルメが楽しめる国ですが、価格はやや高め。

コストを抑えるならスーパーでの買い物やカフェの軽食を活用するのが良いでしょう。

移動費の目安

ルクセンブルクでは、なんと公共交通機関(電車・バス・トラム)が無料

これは2020年から導入された制度で観光客も無料で利用できます。

移動費を気にせず観光を楽しめるのは大きいですね。

4.気候・服装・ベストシーズン

ルクセンブルクは温帯海洋性気候に属しており、四季がはっきりしています。

日本の気候と似ていますが、年間を通して湿度が低く夏でも過ごしやすいのが特徴です。

旅行の計画を立てる際は、気候に合わせた服装を準備することが大切です。

ルクセンブルクの四季と服装の目安

季節平均気温気候の特徴服装の目安
春(3〜5月)5〜18℃まだ肌寒いが、4月後半から暖かくなる薄手のコートやジャケット、セーター
夏(6〜8月)15〜27℃乾燥しており、暑すぎず快適半袖+カーディガン、薄手の長袖
秋(9〜11月)8〜20℃朝晩は冷え込み、雨の日が増える軽めのコートやジャケット、スカーフ
冬(12〜2月)-2〜8℃雪が降ることもあり、寒さが厳しい厚手のコート、セーター、手袋

ルクセンブルク旅行のベストシーズン

おすすめの旅行時期は5月〜9月です。

特に5月〜6月は気候が穏やかで観光に最適

また7月には夏のフェスティバルやイベントが多く開催され、活気あふれる雰囲気を楽しめます。

一方で冬は寒さが厳しく日照時間も短いため屋外観光には不向きですが、12月にはクリスマスマーケットが開かれており幻想的な雰囲気を味わえます。


5.ルクセンブルクのおすすめ観光地7選

ルクセンブルクには中世の雰囲気を色濃く残す歴史的な街並みや、美しい自然景観が広がる観光スポットが点在しています。

ここでは特におすすめの7つの観光地を厳選してご紹介します。

① ルクセンブルク旧市街

ルクセンブルクの中心部にある旧市街はユネスコ世界遺産にも登録されており、中世の雰囲気が残る石畳の街並みが広がります。

特に「グルント地区」は美しい運河沿いの風景が楽しめるフォトスポットとして人気。

カフェやレストランも多くのんびり散策できますよ。

② ボックの砲台

17世紀に建設された要塞跡でルクセンブルクの歴史を感じられるスポット。

地下に広がるトンネルは戦時中の防御施設として活用されました。

内部を歩くと当時の軍事戦略や都市の防衛システムを学ぶことができます。

③ アドルフ橋

ルクセンブルク市内で最も有名な橋の一つで美しいアーチ状のデザインが特徴。

橋の上からはペトリュス渓谷の絶景を楽しむことができます。

特に夕暮れ時は絶好の撮影スポットです。

④ ルクセンブルク大公宮

ルクセンブルクの国家元首である大公の公邸で、夏季には内部の見学ツアーが開催されます。

宮殿の外観は壮麗で特に夜間のライトアップされた姿は必見です。

⑤ ミューレタール地方

「ルクセンブルクの小さなスイス」とも呼ばれる自然豊かなエリア。

ハイキングコースが充実しており、奇岩が連なる幻想的な風景が広がります。

都会の喧騒を離れて大自然の中でリフレッシュしたい方におすすめ。

⑥ クラウゼン地区

クラウゼン地区は夜のルクセンブルクを楽しむのにぴったりのエリア。

おしゃれなバーやレストランが集まり、地元の人々や観光客で賑わいます。

ルクセンブルク名物のビール「ボッファーディング」を味わうのもおすすめ。

⑦ ヴィアンデン城

ルクセンブルク北部にある中世の美しい城で、ヨーロッパの名城の一つとして知られています。

丘の上にそびえる城からの眺めは圧巻。

城内の展示も充実しており中世の歴史を学ぶのに最適です。


6.まとめ:ルクセンブルク旅行を楽しむために

ルクセンブルクはヨーロッパの中でも中世の雰囲気が色濃く残る美しい国です。

小さい国ながらも見どころが豊富で、特に旧市街の歴史的な街並みや壮大な城塞は必見です。

ルクセンブルク旅行のポイントまとめ

直行便がないのでパリなどを経由してアクセス
公共交通機関は無料!
物価が高めなのでAirbnbやスーパーを活用
ベストシーズンは5〜9月
旧市街や自然を満喫できるスポットが充実

ルクセンブルクは他のヨーロッパ主要都市(パリ・ブリュッセル・フランクフルトなど)と合わせて訪れるのもおすすめです。

特に短期間でヨーロッパ旅行を計画している方や、中世の街並みを満喫したい方にぴったりの旅行先です。

これからルクセンブルク旅行を計画する方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください!

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