美しい海岸線、歴史あふれる街並み、そして思わずカメラを向けたくなるカラフルな街角――。
ポルトガルはインスタ映えする風景が満載の国として近年注目を集めています。
本記事ではポルトガルを訪れるなら絶対に外せない、フォトジェニックな観光地を5つ厳選してご紹介します。
旅行前の計画に役立つ情報もあわせて掲載しているので、ぜひ最後までチェックしてください!
1. おすすめ観光地5選
① リスボンのアルファマ地区

ポルトガルの首都・リスボンの中でも、最も歴史を感じるエリアが「アルファマ地区」。狭く入り組んだ石畳の路地、トラム28番のレトロな車両、丘の上から見渡すテージョ川――
どこを切り取っても絵になります。夕方になると、街角からファドの歌声が聞こえてきて、旅情をさらに深めてくれます。
② ポルトのドン・ルイス一世橋とリベイラ地区

ポルトワインで有名な北部の都市・ポルト。ドン・ルイス一世橋から眺める夕暮れのリベイラ地区は、思わず息をのむ美しさです。
橋の上から見るカラフルな街並みと、川をゆっくり進む観光船は、まさに絵葉書のような風景。写真好きにはたまらないスポットです。
③ シントラのペーナ宮殿

リスボンから電車で約40分、世界遺産にも登録されているシントラの「ペーナ宮殿」は、夢のような世界観が広がるおとぎ話の城。
赤や黄色の鮮やかな外壁と、濃い緑の山々とのコントラストが美しく、まさにフォトジェニック。敷地内の森や庭園も見どころです。
④ ラゴスのポンタ・ダ・ピエダーデ(アルガルヴェ地方)

南部のリゾート地・アルガルヴェ地方にある絶景スポット「ポンタ・ダ・ピエダーデ」は、断崖とターコイズブルーの海が織りなす自然の芸術。
小型ボートに乗って海から眺める岩々は、まるで秘密の世界に入り込んだよう。特に朝日や夕日との組み合わせは感動ものです。
⑤ オビドスの城壁都市

小さな中世の町「オビドス」は、まるでタイムスリップしたかのような感覚を味わえる場所。白壁の家々に咲き誇るブーゲンビリア、石造りの城壁からの眺めなど、歩くだけで心が躍ります。
チョコレートカップで楽しむ「ジンジーニャ」というチェリー酒も名物。
2. 場所・時差・公用語・通貨

ポルトガルってどこにあるの?
ポルトガルは、ヨーロッパ南西部、イベリア半島の西端に位置する国です。スペインと陸続きで、南と西は大西洋に面しています。そのため、海を感じる風景が多く、海鮮料理も豊富です。
時差は?
日本との時差はマイナス9時間。日本が朝9時のとき、ポルトガルは深夜0時です。夏時間(3月最終日曜〜10月最終日曜)の間はマイナス8時間になります。
公用語は?
公用語はポルトガル語です。ただし、観光地では英語もよく通じます。レストランやホテル、観光施設では英語メニューもあるので安心です。
通貨は?
ポルトガルの通貨はユーロ(EUR)。クレジットカードも広く使えますが、小さなカフェやバスでは現金が必要な場合もあるため、少額のユーロ紙幣とコインを持参すると便利です。
3. 日本の各空港からのフライト時間

ポルトガルには日本からの直行便は現在運航されていませんが、ヨーロッパ主要都市(パリ、フランクフルト、アムステルダム、ドバイなど)を経由するルートが一般的です。
おおよその所要時間(乗継含む):
- 成田・羽田発:約17〜20時間(乗継1回)
- 関西空港発:約18〜21時間(乗継1回)
- 中部空港発:約19〜22時間(乗継1〜2回)
- 福岡空港発:約20〜24時間(乗継1〜2回)
リスボン、ポルト、またはファロが目的地となることが多いです。早朝出発・夜到着のスケジュールも多いので、時差ボケ対策も考慮しておきましょう。
4. 年間を通した航空券代

航空券代は旅行時期によって大きく変動します。以下に、往復航空券(エコノミークラス)の目安をまとめました。
航空券の相場(日本〜リスボン):
時期 | 航空券代の目安(往復) |
---|---|
1月〜2月(閑散期) | 約9〜13万円 |
3月〜5月(春の観光シーズン) | 約12〜17万円 |
6月〜8月(夏休み・繁忙期) | 約15〜20万円 |
9月〜10月(ベストシーズン) | 約12〜18万円 |
11月〜12月(年末前後) | 約11〜16万円 |
最安値を狙うなら冬のオフシーズン(1月〜2月)がねらい目。ただし、年末年始やゴールデンウィーク、夏休みは価格が急騰するため、早めの予約(3〜6ヶ月前)がおすすめです。
5. ホテル・食事・移動費の物価

ホテル料金の目安
ポルトガルは、他の西ヨーロッパ諸国と比べて比較的物価が安いのが魅力です。
- 3つ星ホテル:1泊 約8,000〜15,000円
- 4つ星ホテル:1泊 約12,000〜20,000円
- 高級ホテル(5つ星):1泊 約25,000円〜
- ホステルやゲストハウス:1泊 約3,000〜7,000円
都市部でもリスボンやポルトはやや高めですが、郊外や地方都市ではコスパの良い宿泊施設が豊富にあります。
食費の目安
地元の料理を気軽に楽しめるレストランも多く、外食もお手頃です。
- カフェでの朝食:
約3〜6ユーロ(約500〜1,000円) - ランチ(定食や軽食):
約7〜12ユーロ(約1,100〜1,800円) - ディナー(レストラン):
約15〜25ユーロ(約2,300〜3,800円) - 屋台や軽食スタンド:
サンドイッチやパステル・デ・ナタが1〜2ユーロで楽しめます。
海鮮が名物なので、新鮮な魚介料理がリーズナブルに味わえるのも嬉しいポイント。
交通費の目安
- 市内交通(地下鉄・バス・トラム):
1回あたり約1.5〜2ユーロ - 1日券や交通カード:
6〜10ユーロ程度 - 長距離列車:
リスボン〜ポルト間で約25〜35ユーロ - タクシー初乗り:
約3.5ユーロ〜、Uberも普及しています。
6. 気候・服装・ベストシーズン

年間の気候傾向
ポルトガルは温暖な地中海性気候。年間を通して比較的穏やかで、日本のような湿度の高さが少ないのが特徴です。
季節 | 気温の目安 | 特徴 |
---|---|---|
春(3〜5月) | 10〜22℃ | 花が咲き誇る快適なシーズン |
夏(6〜8月) | 20〜30℃ | 乾燥しており日差しが強いが過ごしやすい |
秋(9〜11月) | 12〜25℃ | 観光に最適。海もまだ泳げる |
冬(12〜2月) | 8〜15℃ | 温暖だが雨が多め。観光客が少ない時期 |
ベストシーズンは?
5月〜6月、9月〜10月が気候的にも観光的にもベスト。暑すぎず、混雑も夏ほどではないため、のんびりと散策が楽しめます。
服装のポイント
- 春・秋:薄手のジャケットやカーディガンがあると便利
- 夏:日差し対策にサングラスと帽子は必須
- 冬:セーターやコートは必要だが、日本ほど厚着でなくてOK
歩きやすい道が多いので、履き慣れたスニーカーやウォーキングシューズがおすすめです。
7. マナー・便利アイテム

ポルトガル旅行での基本マナー
- 挨拶を大切に:「オラ!(Olá)」や「オブリガード(Obrigado/Obrigada)」など、簡単なポルトガル語を使うと喜ばれます。
- 食事のマナー:チップは義務ではないものの、サービスが良ければ5〜10%渡すのが一般的です。
- 宗教施設では服装に注意:教会などを訪れる際は肌の露出を控えた服装がマナーです。
あると便利な持ち物
- 変換プラグ(Cタイプ):ポルトガルの電圧は230V、プラグはCタイプが主流。
- 小さなバックパック:石畳の道が多いため、キャリーケースは大きすぎない方が便利。
- 日焼け止め・帽子・サングラス:夏場は日差しが非常に強いです。
- ポルトガル語の翻訳アプリ:英語も通じますが、地元の人との会話がもっと楽しくなります。
8. ポルトガル旅行あるある

「カフェでつい長居してしまう」
ポルトガルはカフェ文化がとても根付いています。朝はエスプレッソ(ビッカ)と甘いパン、昼過ぎにはのんびりコーヒータイム。居心地が良すぎて、気づけば1時間以上たっていた…なんてことも。
「パステル・デ・ナタ中毒になる」
エッグタルトのようなスイーツ「パステル・デ・ナタ」は、どこのベーカリーでも買えます。一度食べると、その絶妙なカスタードとサクサクのパイにハマる人続出。「今日もまた食べちゃった…」という現象が旅行中に高確率で起こります。
「トラムにテンションが上がる」
リスボン名物のトラム28番。見た目も音も可愛らしく、乗るだけで旅気分が急上昇。でも、観光シーズンは混雑必至。ローカル気分を味わいたいなら早朝に乗るのがおすすめです。
「ポルトガル語が耳に心地よい」
日本人には馴染みが少ないポルトガル語ですが、独特のやわらかな発音や語感が耳に心地よく、何気ない会話でも「なんかオシャレ…」と感じる人も多いです。
9. ポルトガル旅行Q&A

Q1:英語はどれくらい通じる?
A:観光地ではほぼ問題なく通じます。ホテル、レストラン、空港などでは英語対応がしっかりしています。ただし、地方や年配の方はポルトガル語しか話さないこともあるので、翻訳アプリがあると安心です。
Q2:治安は大丈夫?
A:ヨーロッパの中では比較的安全な国です。ただし、観光地ではスリや置き引きに注意。人混みではバッグを前に抱えるなど、基本的な防犯意識は大切です。
Q3:コンセントの形は?スマホの充電は?
A:ポルトガルのコンセントはCタイプ(丸ピン2本)。日本のAタイプはそのまま使えないので、変換プラグが必須です。電圧は230V、日本の電化製品を使う場合は変圧器も必要なケースがあります。
Q4:クレジットカードは使える?
A:都市部ではクレジットカードが一般的に使えます。ただし、小規模の飲食店やバスでは現金のみのところもあるため、20〜50ユーロ程度の現金を常備しておくと便利です。
Q5:ポルトガルの水道水は飲める?
A:基本的には飲用可能です。ただし、硬水のためお腹が敏感な人はミネラルウォーターの購入をおすすめします。スーパーで1Lあたり0.5〜1ユーロほどで手に入ります。
10. 注意すべきエリア

ポルトガルは比較的安全な国とはいえ、都市によっては注意が必要な場所も存在します。
リスボン:
- ロシオ駅周辺やバイシャ地区は観光客が多く、スリが多発しがち。
- 深夜のアルファマ地区は人通りが少なくなるので注意。日中は問題なし。
ポルト:
- 駅前や旧市街の一部にホームレスや物乞いが見られるエリアあり。
- 暗くなってからは1人歩きを避け、Uberなどの利用がおすすめです。
アルガルヴェ地方:
- 基本的には平和ですが、観光シーズン中のビーチでの置き引きには注意。
- 荷物は貴重品を入れず、肌身離さず管理を。
その他の注意点:
- 麻薬の売人を装った人物が観光客に近づいてくることも。声をかけられても無視しましょう。
- トラムや地下鉄ではスリ対策としてリュックを前に抱えるのがベター。
11. まとめ:ポルトガルの魅力を“旅”で体感しよう

ポルトガルは、美しい景色と歴史が調和した、まさに“フォトジェニックな国”。リスボンやポルトの街歩き、シントラのファンタジーな宮殿、南部アルガルヴェの断崖絶景、どれもが心に残る旅の一枚になります。
物価が比較的安く、治安も良好。加えてカフェ文化やグルメ、温暖な気候など、日本人にとって過ごしやすく魅力あふれる旅先です。言葉に不安があっても、英語や翻訳アプリがあれば大丈夫。
旅行を思い立ったら、次の休日はポルトガルへ――。カメラ片手に、あなただけの絶景を探しに行きませんか?
計画の第一歩として、早めの航空券チェックや宿探しをしてみてくださいね!
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