「イギリス」と聞いて思い浮かべるのはロンドンのビッグベンやバッキンガム宮殿。でも、実はロンドン以外にも、絵本の世界に迷い込んだかのような“可愛い街並み”がたくさんあるんです。
この記事では、女性ひとり旅やカップル旅行、家族でのゆったりステイにもぴったりな「街歩きが楽しいイギリスの小さな町や村」を厳選してご紹介。どこを切り取ってもSNS映え間違いなし、旅好き女子や写真好きな方必見のスポットばかりです。
初めてのイギリス旅行でも安心して訪れられるように、アクセスや物価、服装のポイント、マナーや注意点まで、まるっと解説していますので、ぜひ旅の参考にしてくださいね。
1.イギリスのおすすめ観光地6選
ライ

中世の雰囲気が残る石畳の坂道と木骨造の家並みが特徴の小さな町、ライ。ロンドンから電車で約1時間半で行ける手軽さも魅力。おとぎ話のような風景に出会えます。特に有名なのがマーシー通り(Mermaid Street)。インスタでも話題の石畳の小道です。
ウィットビー

イングランド北東部、ノースヨークシャーに位置する漁港町。海に面したゴシックな修道院跡「ウィットビー・アビー」や、丘の上から見渡す赤屋根の街並みがロマンチック。ドラキュラの舞台にもなった歴史ある街です。
レイブナム

イングランド東部、サフォーク州の村で、まさに「中世がそのまま残った村」。ハリーポッターの撮影地としても知られています。カラフルで少し傾いた木造の家が立ち並ぶ様子は、タイムスリップした気分に。
ハロゲート

ヨークシャー州にある上品な温泉町。ヴィクトリア朝の建築が並ぶ上質な街並みと、美しい公園やティールームが魅力です。特に有名なベティーズ・ティールームは、紅茶好きにはたまらない名所。
ヘブデンブリッジ

アートと自然が融合した、ちょっとボヘミアンな雰囲気が魅力の町。芸術家や作家が多く住み、個性的なショップが並びます。カラフルな建物と川沿いの風景が印象的で、ローカル文化を楽しみたい人におすすめです。
コッツウォルズ

イギリスで最も美しい田園地帯と称されるエリア。バイブリー、ボートン・オン・ザ・ウォーターなど、「英国一可愛い村」が点在します。はちみつ色の石造りの家が建ち並び、まるで映画のワンシーンのよう。特にドライブやハイキングにぴったりです。
2.場所・時差・公用語・通貨

イギリス(正式名称:グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)は、ヨーロッパ大陸の北西に位置する島国です。日本から見ると西に約9,500kmほど離れており、首都はロンドンです。
- 時差:
日本よりマイナス9時間です。
例:日本が午前9時のとき、イギリスは午前0時または前日の深夜1時。 - 公用語:
英語(イギリス英語)。地域によってスコットランド語やウェールズ語も使われていますが、旅行者は基本的に英語だけで問題ありません。 - 通貨:
ポンド(GBP / £)が使用されています。
1ポンド=約185円(※2025年4月時点)。為替は変動があるため、出発前に再確認を。
3.日本の各空港からのフライト時間

イギリスへは、日本の主要空港からロンドン・ヒースロー空港への直行便があり、アクセスも良好です。
- 成田空港(東京)発:
約12時間30分(直行便あり) - 羽田空港(東京)発:
約12時間(直行便あり) - 関西国際空港(大阪)発:
約14時間(直行便あり) - 中部国際空港(名古屋)発:
直行便はなく、乗り継ぎで約15〜17時間 - 福岡空港発:
乗り継ぎで約16〜18時間
航空会社によっては、ドバイやドーハ、アムステルダム経由なども選べます。乗り継ぎ便のほうが安価になることが多いです。
4.年間を通した航空券代

航空券の料金は、旅行時期や予約のタイミングによって大きく変わります。以下はおおよその相場です(エコノミークラス、往復、大人1名)。
季節 | 航空券代の目安(円) | 特徴 |
---|---|---|
春(3~5月) | 120,000〜180,000円 | 桜の季節は人気で少し高め。GWはピーク料金に注意。 |
夏(6~8月) | 150,000〜220,000円 | 観光ハイシーズンで高騰しやすい。早めの予約が◎。 |
秋(9~11月) | 110,000〜160,000円 | 比較的落ち着いた価格。紅葉も楽しめておすすめ。 |
冬(12~2月) | 100,000〜140,000円 | ローシーズンで安め。年末年始は例外で高騰。 |
※LCCや乗り継ぎを利用すると、10万円以下になることもありますが、手荷物料金や座席指定料に注意が必要です。
5.ホテル・食事・移動費の物価

イギリスは日本と比べてやや物価が高めの国です。特にロンドンは世界でもトップクラスに物価が高い都市なので、地方に行くと少し割安に感じることもあります。
◉ホテル代(1泊の目安)
宿泊タイプ | ロンドン | 地方都市・村 |
---|---|---|
バジェットホテル・B&B | 12,000〜18,000円 | 9,000〜15,000円 |
中級ホテル(3〜4つ星) | 18,000〜30,000円 | 15,000〜25,000円 |
高級ホテル(5つ星) | 40,000円〜 | 30,000円〜 |
B&B(Bed and Breakfast)はイギリスならではの宿泊スタイルで、家庭的な雰囲気と手作りの朝食が魅力です。
◉食事代
- カフェランチ:約1,500〜2,500円
- パブでのディナー+ドリンク:約3,000〜4,500円
- ハイティー:約5,000〜7,000円
パブでの食事はボリューム満点でコスパ◎!
「フィッシュ&チップス」や「パイ」などイギリス名物はぜひ一度試してみてください。
◉交通費
- 電車(片道1時間):約2,000〜4,000円
- 地下鉄・バス(ロンドン):1回約400〜700円
- オイスターカード利用で割引あり
地方への移動は「National Rail」や「Megabus」など早割のネット予約を利用すると、かなり安くなります。
6.気候・服装・ベストシーズン

イギリスは一年を通じて気温が穏やかですが、天気が変わりやすく、雨も多いことで知られています。
◉年間の気候(ロンドンの平均)
月 | 平均気温 | 特徴 |
---|---|---|
1〜2月 | 3〜8℃ | 寒くて曇りがち。雪は少なめ。 |
3〜5月 | 8〜15℃ | 春の訪れ。桜や花が咲き始める。 |
6〜8月 | 18〜25℃ | 暑すぎず過ごしやすい。観光に最適。 |
9〜11月 | 8〜16℃ | 紅葉がきれい。朝晩は冷える。 |
12月 | 5〜8℃ | クリスマスシーズンで街が華やか。 |
◉服装のポイント
- 1年中、薄手のレインコート&折りたたみ傘は必須!
- 春秋は重ね着が便利。ニットや薄手のコートを活用。
- 夏でも夜は冷えるので、羽織れるカーディガンやジャケットがあると安心。
- 冬は防寒コート必須ですが、北海道のような極寒ではありません。
◉ベストシーズン
5〜6月、9〜10月が一番のおすすめ!
日が長くて気候も安定しており、観光にも写真撮影にも最適です。
7.マナー・便利アイテム

◉旅行中に気をつけたいマナー
- 列に並ぶ文化(Queue)が非常に大切。バスやお店などで横入りは絶対NG。
- パブでは基本「カウンター注文&前払い」。座って待っているだけでは何も来ません。
- 地下鉄やバスでは大声での会話や通話は控えめに。
◉持っていくと便利なアイテム
- 折りたたみ傘 or コンパクトレインコート
- 電源プラグ変換器(BFタイプ)+変圧器
- モバイルWi-Fi or SIMカード
- 保湿グッズ
- エコバッグ
ちょっとした準備で、現地でのストレスがぐっと減りますよ♪
8.イギリス旅行あるある

イギリス旅行では、ちょっと笑える&驚きの「あるある」にたくさん出会えます。旅の前にチェックしておくと、“現地で戸惑わずに済む”ちょっとした豆知識になりますよ♪
① 「紅茶、ミルク入れるのがデフォルト!」
カフェやB&Bで「ティーください」と頼むと、ほぼ確実にミルクティーが出てきます。ブラックティーが良ければ、“No milk, please.”と伝えるのがおすすめ。
② 「水道の蛇口がなぜか2つ…!?」
古い建物では、お湯と水の蛇口が別々のことが多く、「どっちも熱すぎ or 冷たすぎ問題」発生(笑)。最近は改善されつつありますが、ちょっとしたカルチャーショックに。
③ 「1ポンドコイン、意外と重い」
1ポンドや2ポンドコインは日本の500円玉より小さめなのに、ずっしり重い!気づけば財布がコインでパンパン…なんてことも。
④ 「イギリスの人、やたら“Sorry”って言う」
ぶつかったときだけでなく、少し距離が近いだけでも「Sorry」。気づけばこちらも自然に「Sorry」って言っているかも?
⑤ 「“Thank you”の発音がめっちゃカッコいい」
現地の人がサラッと「センキュー」じゃなく「ファンキュー」のように発音するのを聞くと、つい真似したくなります。英国アクセント、奥が深い!
9.イギリス旅行Q&A

ここでは、初めてイギリスを訪れる方からよく寄せられる素朴な疑問とその答えをまとめました。
Q1:英語が苦手でも大丈夫?
A:基本的には大丈夫です!
観光地ではシンプルな英語でも通じますし、スマホ翻訳アプリを活用すれば問題なし。
表情とジェスチャーで乗り切るのもアリ。ホテルや空港では日本語対応のスタッフがいる場合もあります。
Q2:チップって必要?
A:場面によって必要です。
- レストラン:サービス料込みなら不要
- タクシー:端数を繰り上げて渡す程度でOK
- ホテルのポーターやルームサービス:£1〜£2程度渡すのがマナーです。
Q3:安全面はどう?女性の一人旅でも平気?
A:大都市の夜間は注意が必要ですが基本的に安全
地方の小さな町や村は穏やかで、女性の一人旅も多いです。ただし夜遅くの公園や人気のない場所は避けましょう。スリ対策としてリュックよりも斜めがけバッグがおすすめ。
Q4:現金はどれくらい持って行けばいい?
A:基本はキャッシュレスでOK。現金は少額で◎
イギリスはほぼすべての店舗でクレジットカードやタッチ決済が使えます。現金はパブや小規模ショップ用に1万円〜2万円分程度のポンドがあれば十分。
Q5:電車のチケット、どこで買えばいいの?
A:ネット購入がお得!
「Trainline」や「National Rail」の公式サイトで、事前予約すれば最大50%以上お得になることも。スマホでeチケットも使えるので、紙に印刷しなくてもOKです。
10.注意すべきエリア
イギリスは全体的に治安が良く、観光もしやすい国ですが、場所や時間帯によっては注意が必要です
特にロンドンなどの大都市では、日本とは異なる犯罪リスクもあるため、以下のポイントを押さえておきましょう。
◉ ロンドンのスリ・置き引きに注意
観光名所(ビッグベン、ピカデリーサーカス、カムデンマーケットなど)や混雑する地下鉄でのスリや置き引きが報告されています。
- バッグは必ず前に抱える
- カフェやベンチでスマホや財布をテーブルに置きっぱなしにしない
◉ 夜間の一人歩きは避けるべき地域
- イーストロンドンの一部地域
- マンチェスターやバーミンガムの中心部周辺
※すべてが危険というわけではありませんが、夜遅くの一人歩きは避け、人通りの多い道を選ぶのが基本です。
◉ 地方都市は比較的安全
コッツウォルズやライ、レイブナムなど、今回ご紹介した“可愛い街並み”が楽しめるエリアは穏やかで落ち着いた雰囲気があり、特別な危険は少ないとされています。
11.まとめ

ここまで、「街並みが可愛いイギリス旅行で人気の観光地6選」を中心に、渡航前に知っておきたい実用情報をたっぷりとお届けしてきました。
▶ 今回ご紹介した街並みが可愛い6つの町
- 中世の雰囲気が残るライ
- 海沿いのロマンチックな漁港町ウィットビー
- 魔法の世界のようなレイブナム
- 上品な温泉リゾートハロゲート
- アートな田舎町ヘブデン・ブリッジ
- 絵本の世界のような田園地帯コッツウォルズ
それぞれ個性があり、写真好きや街歩き派にはたまらない場所ばかりです。
▶ 初めてでも安心して旅ができるように…
- 物価や気候、服装の準備
- マナーや治安、便利アイテムの紹介
- 英語が苦手でもOKな現地対応術
イギリスは、歴史と自然、文化が詰まった魅力たっぷりの国。ロンドンだけでなく、地方の町を訪れることで“本当の英国らしさ”に触れる旅ができます。
あなたの次の旅先に、ぜひ「可愛い街並みのイギリス」も候補に加えてみてくださいね🌿✨
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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