アジアの交差点とも称される香港。伝統と最先端が混在し、昼も夜もエネルギーに満ちたこの街は、日本からの海外旅行先として常に人気上位を誇ります。
高層ビル群、グルメ、ショッピング、歴史、そして100万ドルの夜景と、誰もが心を奪われる魅力が満載です。
この記事では、初めての方にもリピーターにもおすすめしたい「香港で絶対に訪れたい人気観光地5選」をご紹介します。次の旅行の参考にぜひご覧ください!
1.香港で人気の観光地5選
1. ビクトリア・ピーク

香港の絶景スポットといえば「ビクトリア・ピーク」。標高552mからは、摩天楼が立ち並ぶ香港島とビクトリア・ハーバー、対岸の九龍エリアまで一望できます。特に夜景は圧巻で、「100万ドルの夜景」として世界三大夜景にも数えられています。
ピークトラムというケーブルカーで登る体験も、旅行の思い出になります。夕暮れ時に訪れると、昼と夜の両方の景色を楽しめるのでおすすめです。
2. 香港ディズニーランド

香港唯一のディズニーパークで、子連れ旅行やカップルに大人気。東京ディズニーリゾートよりもコンパクトで回りやすく、比較的空いているので、アトラクションも待ち時間少なく楽しめます。
特に、マーベルやアナ雪エリアは香港限定の演出があり、ファンにはたまらない魅力です。英語と広東語の案内があり、日本人にも分かりやすいのもポイント。
3. 女人街

九龍エリア・旺角(モンコック)に位置する露店街「女人街」は、香港ローカルの雰囲気を感じられる観光名所。洋服や雑貨、お土産がずらりと並び、値段交渉も旅行の楽しみのひとつです。
夜になるとネオンが灯り、活気がさらに増します。治安は比較的良好ですが、スリには注意しましょう。お買い物好きにおすすめのスポットです。
4. 天壇大仏

ランタオ島にある「天壇大仏」は、世界最大級の屋外座像で高さ34m。山の中腹に位置し、ゴンピン360というロープウェイでのアクセスも人気です。自然に囲まれた荘厳な雰囲気の中、仏教文化に触れることができます。
周辺には寶蓮寺(ポーリン寺)や、昔ながらの村「大澳」もあり、日帰り観光にぴったりです。静けさとパワースポットの空気を感じたい方に最適です。
5. オーシャンパーク

水族館と遊園地が一体となった大型レジャー施設「オーシャンパーク」は、地元香港人にも長年愛されるテーマパーク。パンダやイルカのショー、絶叫アトラクション、ケーブルカーからの景色など、子どもから大人まで幅広く楽しめます。
園内は広いため、事前にマップをチェックしてから効率よく回るのがおすすめです。
2.場所・時差・公用語・通貨

香港の場所と基本情報
香港は中国南部に位置し、珠江デルタの河口に広がる特別行政区です。
香港島・九龍半島・新界・ランタオ島などから成り、経済・観光・文化の中心地として国際的にも知られています。
時差は?
日本との時差はたったの1時間(日本の方が1時間進んでいます)。時差ボケの心配が少ないので、短期旅行でも効率よく観光できます。
公用語は?
広東語がメインですが、英語も広く通じます。観光施設やホテル、レストランでは英語の案内が整っており、日本人観光客でも安心です。
通貨は?
使用されている通貨は香港ドル(HKD)です。レートは日によって異なりますが、1HKD ≒ 19円前後(2025年4月時点)。
現金のほか、クレジットカードや電子決済(OctopusカードやAlipayHK)も普及しています。
3.日本の各空港からのフライト時間

香港は日本からのアクセスも抜群で、主要都市から直行便が運航しています。
出発地 | 所要時間(直行便) |
---|---|
東京(成田・羽田) | 約4時間30分〜5時間 |
大阪(関西) | 約4時間 |
名古屋(中部) | 約4時間10分 |
福岡 | 約3時間50分 |
札幌(新千歳) | 約5時間30分 |
※LCC(格安航空会社)を利用すれば、安くて短時間での移動も可能。深夜便もあり、時間を有効に使えます。
特に週末や連休に合わせて弾丸旅行を楽しむ方にも人気の旅行先です。
4.年間を通した航空券代

香港行き航空券の価格は、時期や航空会社によって大きく変動します。以下は2025年を基にしたおおよその目安です。
航空券代の目安(往復・エコノミー)
時期 | 価格帯(大人1名) |
---|---|
ハイシーズン(GW・夏休み・年末年始) | ¥60,000〜¥100,000以上 |
通常シーズン(春・秋の平日) | ¥30,000〜¥50,000前後 |
LCC利用時(セール時など) | ¥20,000前後〜 |
お得に購入するには?
- 2〜3ヶ月前の予約が理想
- LCCのセールを活用(Peachや香港エクスプレスなど)
- 航空券比較サイトで複数チェック(SkyscannerやGoogleフライトなど)
注意点: LCCでは、受託手荷物・機内食・座席指定が有料の場合もあるため、トータルコストで比較するのが重要です。
5.ホテル・食事・移動費の物価

ホテルの宿泊費
香港のホテル代はアジアの中ではやや高め。特に観光の中心地である香港島や九龍エリアでは、立地によって大きく価格が異なります。
ホテルタイプ | 料金目安(1泊1室) |
---|---|
高級ホテル(5つ星) | ¥25,000〜¥50,000 |
中級ホテル(3〜4つ星) | ¥10,000〜¥20,000 |
バジェットホテル・ホステル | ¥5,000〜¥9,000 |
早期予約やセール時を狙うと、お得な価格で宿泊可能です。
食費の目安
香港はグルメ天国!高級レストランから庶民派グルメまで幅広く揃っています。
- ローカルフード(麺・飲茶など):¥500〜¥1,000
- フードコート・軽食:¥300〜¥700
- 中級レストラン:¥1,500〜¥3,000
- 高級レストラン:¥5,000以上も
コスパの良いミシュラン一つ星の点心店もあり、安くて美味しいが叶います。
移動費
香港内の移動は、MTR(地下鉄)やバス、トラムが充実。移動コストはとてもリーズナブルです。
- MTR(1区間):¥80〜¥250程度
- トラム(香港島):一律約¥40
- タクシー:初乗り¥300前後〜
Octopusカード(八達通)を使えばチャージ式で便利。コンビニや飲食店でも利用できます。
6.気候・服装・ベストシーズン

年間の気候
香港は亜熱帯気候で、年間を通じて湿度が高めです。以下が大まかな季節の特徴です。
季節 | 気温・気候 | おすすめの服装 |
---|---|---|
春(3〜5月) | 18〜27℃/やや蒸し暑い | 薄手の長袖、羽織 |
夏(6〜9月) | 26〜33℃/高温多湿・台風あり | 半袖・日よけ対策 |
秋(10〜11月) | 20〜28℃/晴れが多く快適 | 軽めの長袖、快適な服装 |
冬(12〜2月) | 12〜20℃/乾燥・朝晩冷え込む | ジャケット、セーターなど |
ベストシーズンは?
秋(10〜11月)と春(3〜4月)が気候的に最も快適。湿気が少なく、観光しやすい時期です。夏場はセールが狙い目ですが、台風シーズン(6〜9月)は注意が必要です。
7.マナー・便利アイテム

香港でのマナー
香港は国際都市で観光客にも慣れていますが、いくつかのマナーを知っておくとスムーズです。
- チップは不要:レストランなどでサービス料が含まれている場合がほとんど。
- 公共交通機関では静かに:車内での通話や大声はマナー違反。
- 飲食禁止の場所に注意:MTRの車内では飲食禁止。罰金対象になることも。
持っていくと便利なアイテム
- Octopusカード:
移動・買い物に便利な電子マネー - 折りたたみ傘:
突然のスコールや日差し対策に - モバイルバッテリー:
観光中にスマホをフル活用する人には必須 - ミニバッグ・サコッシュ:
スリ対策で身体に密着するタイプがおすすめ - SIMカードまたはWi-Fiルーター:
Googleマップや翻訳アプリを使う際に
ちょっとした準備で、快適さと安心感が格段にアップします。
8.香港旅行あるある

香港旅行をすると、ついつい「あるある!」とうなずいてしまう体験がたくさんあります。これを知っておくと、現地で戸惑うことも少なく、旅行がもっと楽しくなりますよ!
エスカレーターの立ち位置が逆!
香港ではエスカレーターの右側に立ち、左側を空けるのがルール(日本とは逆)。思わずいつもの癖で左に立ってしまう人も多いので注意!
レストランで相席は当たり前
人気の茶餐廳(チャーチャンテン)では、他人と同じテーブルに案内される相席文化があります。驚かないようにしましょう。無言の相席は香港流。
メニューが読めない…けど美味しい!
広東語表記だけのローカル食堂では、何を注文したか分からないまま食べることも。けれど、だいたい美味しいのが香港のすごいところ!
クレジットカードが使えない店もある
屋台やローカル食堂では、現金(HKD)オンリーのことも。あらかじめ少額紙幣を用意しておくと便利です。
湿気がすごい!
特に夏場は湿気で髪型が崩れる・汗が止まらないというのも香港あるある。ハンカチや汗拭きシートは必須アイテム!
9.香港旅行Q&A

ここでは、初めての香港旅行に関してよくある質問をQ&A形式でまとめました。安心して旅行を楽しむためのヒントが満載です!
Q1. 香港って英語で通じるの?
A. はい、多くの場所で通じます。
特に観光地・ホテル・ショッピングモールなどでは英語対応が整っており、コミュニケーションに困ることはほとんどありません。広東語がわからなくても大丈夫!
Q2. 香港の治安は大丈夫?
A. 治安は比較的良好ですがスリや置き引きには注意
観光地や交通機関でのスリが報告されているので、貴重品の管理は徹底しましょう。夜遅くの裏道や繁華街は避けるのが無難です。
Q3. 香港のトイレ事情は?
A. ショッピングモールやホテルは清潔ですが、街中の公衆トイレはやや注意が必要。
ティッシュやウェットティッシュを持参すると安心です。トイレットペーパーが設置されていない場所もあるので注意。
Q4. 香港でWi-Fiは使える?
A. カフェやホテル、空港では無料Wi-Fiが利用可能。
ただし、移動中もインターネットを使いたい方は、香港プリペイドSIMやポケットWi-Fiレンタルをおすすめします。街中でもGoogleマップが使えると便利!
Q5. 現地で日本円は使える?
A. 基本的に使えません。
両替は空港やホテル、街中の両替所で可能です。レートの良い両替所(チョンキンマンションなど)を事前に調べておくと◎
10.注意すべきエリア

香港は全体的に治安が良いですが、観光客が多い都市だからこそ、注意が必要なエリアや状況も存在します。安全に旅行を楽しむためのポイントを以下にまとめました。
チョンキンマンション周辺(九龍・尖沙咀)
このビルは安宿や両替所が多く、バックパッカーには人気ですが、入り口付近に客引きやスリが多いことでも知られています。女性一人旅や初めての方は、夜間の単独行動を避けるのがベター。
深夜のローカルマーケット周辺
夜市やローカル商店街は活気があり楽しいですが、深夜帯は人通りが減り、防犯面で不安な場所もあります。人の少ない路地には近づかず、明るい通りを選びましょう。
デモや政治的集会の情報に注意
近年、政治的な動きによる集会が行われることがあります。香港政府や日本の外務省の最新情報を旅行前に必ず確認し、トラブルを避けるようにしましょう。
✅ 安心ポイント:MTR駅構内や主要なショッピングモール内は、警備員や監視カメラも多く、安全性が高いエリアです。
11.まとめ

香港は、都市の熱気と自然の美しさ、東洋と西洋の文化が融合した、一度行けば何度でも訪れたくなる魅力的な都市です。
今回ご紹介した「人気観光地5選」や旅行準備のポイントを押さえれば、初心者でも安心して旅を楽しめます。
✅ 旅行のポイントまとめ:
- 観光名所はピークタイムを避けて回ると◎
- 英語が通じるので語学の心配は少なめ
- 飲茶やローカルグルメを満喫しよう
- Octopusカードでスマートに移動
- 気候と服装を事前に確認して快適に観光!
最後に一言――
「熱気渦巻く香港」は、あなたの五感を刺激する非日常の冒険。
次の連休、ぜひ香港を旅先に選んでみてください!
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