ヨーロッパ旅行の憧れの地でもあるフランス。
観光大国としても知られていて、年間の観光客数は約9000万人に達するとも言われています。
今回はそんなフランスの地で訪れたい世界遺産を5選ご紹介していきます。
歴史的城塞都市カルカソンヌ

『歴史的城塞都市カルカソンヌ』は世界遺産としての登録名で、フランス南西部の都市カルカソンヌの城壁に囲まれたエリアを指します。
この城塞都市は街の大部分のエリアより一段高い位置に建造されているため、お城からはカルカソンヌの街並みがよく見渡せます。
建造されたのは11世紀頃。
13世紀のルイ9世によって城壁が張り巡らされたことで現在のような姿になりました。
ここは日本人旅行者はまだまだ少ないですが、フランス国内では人気があり、モンサンミシェルに次ぐ観光客数を誇ります。
飲食店や土産物屋なども多くあるので、いかにも観光地という賑わいを魅せています。
ストラスブールのグラン・ディルとノイシュタット

北フランスのドイツとの国境に近い都市ストラスブール。
その一部エリアが『ストラスブールのグラン・ディルとノイシュタット』という登録名で世界遺産となっています。
以前のエリアはグラン・ディルまでだったのですが、現在はノイシュタットまで範囲が拡大されています。
主な観光スポットとしては、圧倒的スケールと存在感で観光客を虜にする『ノートルダム大聖堂』。
その大聖堂のすぐ近くにあるのが『ルーブル・ノートルダム博物館』。
リトルベルサイユとして1700年代に造られた『ロアン宮殿』。
クリスマスシーズンのイルミネーションが美しい『クレベール広場』など。
他にも歩くだけでメルヘンチックな雰囲気の漂う街並みなど見どころたっぷりです。
ヴェズレーの教会と丘

あまり聞きなれない名前の世界遺産『ヴェズレーの教会と丘』。
こちらはフランスのブルゴーニュ地方のヴェルゼーという村にある丘と、その上に建設された教会を含めた世界遺産です。
とはいってもここは人口500人にも満たない小さな村で、観光客もそこまで多いという印象はありませんでした。
どちらかというと、のどかな田舎の村という感じかもしれません。
丘の上にある教会はサントマドレーヌ大聖堂で、この村の世界遺産の目玉です。
ただアミアン大聖堂やルーアン大聖堂などと比べると、少々そのスケールには見劣りするかもしれません。
しかし忙しない日常の喧騒から離れて、こういった静かな村でゆっくりとその歴史を感じられるのは非常に魅力です。
モンサンミシェル

フランス国内で最も多くの観光客が訪れる世界遺産『モンサンミシェル』。
外から見るとまるで海に浮かぶ城塞のように見えます。
しかしモンサンミシェルは現役の修道院であり、少数ですが修道士の方も暮らしています。
その起源は708年にキリスト教の司教オベールが大天使ミカエルからお告げを受けたのが始まりとされていて、その後966年に建てられた修道院が増改築を繰り返して現在の形になったと言われています。
モンサンミシェルは観光地としての人気が非常に高く、年間300万人もの人々がこの島を訪れています。
潮の満ち引きにより変わる島の表情は美しく、またライトアップされた夜のモンサンミシェルも幻想的で素敵です。
ヴェルサイユ宮殿

フランスの首都パリにあるヴェルサイユ宮殿。
これは17世紀に当時のフランス国王だったルイ14世によって建てられました。
その荘厳美麗な佇まいと内装は、当時の王族や貴族たちがどれだけの権力を持っていたかを物語ります。
ヴェルサイユ宮殿の建設は、宮殿だけでなく庭園にも途方もない労力が注がれています。
特に噴水庭園はかなりの力の入れようで、投入された人員の数は宮殿の建設よりも多かったようです。
そんなヴェルサイユ宮殿は部屋の数も半端ではありません。
宮殿には700室以上の部屋があり、当時は国王以外にも貴族や召使いなど約4000人が住んでいたようです。
ヴェルサイユ宮殿はそんな当時の国王や貴族たちの生活の一端に触れられる貴重な世界遺産です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
フランスはヨーロッパの中でも世界遺産の数が非常に多い国です。
その全てを見て回るのはなかなか難しいですが、今回はその中でも特に訪れてみたいと思える場所をピックアップしてみました。
では、以上でフランスの地で巡りたい世界遺産のご紹介を終わります。
お読みいただきありがとうございました。
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