カンボジア旅行の観光ガイド!費用や物価などを徹底解説!!

アジア

本記事ではカンボジア旅行を計画している方に向けて、基本情報や移動費、物価、気候、観光スポットなどを詳しく解説します。

「どのくらいの費用がかかるのか?」

「ベストシーズンはいつ?」

「おすすめの観光スポットは?」

といった疑問に答えながら、カンボジア旅行をより快適に楽しむためのポイントを紹介します。


場所・時差・公用語・通貨

カンボジアは東南アジアに位置し、ベトナム、タイ、ラオスと国境を接する国です。

首都はプノンペンで、観光の中心地として有名なのがシェムリアップ(アンコール遺跡群の玄関口)です。

また南部には美しいビーチが広がるシアヌークビルや、素朴な雰囲気が残るカンポットといった魅力的な都市もあります。

時差は日本より2時間遅れ(日本が正午の場合、カンボジアは午前10時)。

日本との時差が少ないため、時差ボケの心配もほとんどありません。

カンボジアの公用語はクメール語ですが、観光地では英語が広く通じます。

特にホテルやレストランでは英語でのやりとりが可能ですが、ローカル市場や郊外の村では英語が通じにくいこともあります。

通貨は「リエル(KHR)」ですが、実際には米ドル(USD)も広く流通しています

ほとんどの観光地では米ドルが使え、1ドル未満の小銭のお釣りとしてリエルが渡されることが一般的です。

そのため現金を用意する際は米ドルを持っていくと便利です。


日本の各空港からのフライト時間

カンボジアへは主にプノンペン国際空港(PNH)またはシェムリアップ国際空港(REP)を利用します。

日本からは直行便と乗継便の両方があり、渡航手段によって所要時間が異なります。

直行便(成田発)

現在、日本からの直行便は成田国際空港(NRT)→プノンペン国際空港(PNH)のルートで運航されています。

フライト時間は約6時間30分〜7時間程度です。

直行便があることで、日本からのアクセスが以前よりも便利になりました。

乗継便(主な経由地)

関西国際空港(KIX)、中部国際空港(NGO)、福岡空港(FUK)などからは、直行便がないため乗継が必要です。

主な経由地としては、以下の都市が挙げられます。

  • バンコク(タイ)経由
    (タイ国際航空、エアアジアなど)
  • ホーチミン(ベトナム)経由
    (ベトナム航空など)
  • クアラルンプール(マレーシア)経由
    (マレーシア航空、エアアジアなど)

乗継便の場合、トータルの所要時間は約9時間〜15時間程度になります。フライトスケジュールによっては待ち時間が長くなることもあるため、乗継空港での過ごし方も考慮しておくと良いでしょう。


年間を通した航空券代

カンボジアへの航空券代は、出発地・時期・航空会社によって大きく変動します。

特に繁忙期(ハイシーズン)と閑散期(ローシーズン)では料金が大きく異なります。

直行便の平均価格

  • 繁忙期(12月~2月、GW、夏休み)
    往復7万〜12万円
  • 閑散期(5月〜6月、9月〜11月)
    往復5万〜8万円

直行便は利便性が高い分、価格もやや高めになる傾向があります。早めに予約すると比較的安く抑えられるため、旅行の予定が決まったらできるだけ早く手配するのがおすすめです。

乗継便の平均価格

  • 繁忙期(12月~2月、GW、夏休み)
    往復5万〜10万円
  • 閑散期(5月〜6月、9月〜11月)
    往復3万〜7万円

乗継便は直行便よりも安くなることが多く、LCCを利用するとさらに費用を抑えられます。ただし、乗継時間が長くなるケースもあるため、トータルの移動時間を考慮しながら選ぶと良いでしょう。

安く航空券を購入するコツ

  1. 早めに予約する
    (3〜6ヶ月前がベスト)
  2. 平日出発・到着の便を選ぶ
    (金・土曜発は高くなりがち)
  3. LCCを活用する
    (エアアジア、スクートなど)
  4. 経由地を工夫する
    (バンコクやホーチミン経由は比較的安い)

特にLCCを利用すれば往復3万円台も可能なので、できるだけ費用を抑えたい人はチェックしてみてください!

ホテル・食事・移動費の物価

カンボジアは東南アジアの中でも物価が比較的安い国の一つです。

宿泊費、食事代、移動費のすべてが日本よりも低価格で、予算に応じた旅行スタイルが可能です。

ホテルの料金相場

宿泊費はエリアやホテルのグレードによって異なりますが、おおよその相場は以下の通りです。

ホテルの種類料金(1泊)設備・特徴
ゲストハウス5〜20ドル(約750〜3,000円)ドミトリー形式、簡易な個室
ミドルクラスホテル20〜50ドル(約3,000〜7,500円)Wi-Fi完備、朝食付き
高級ホテル80〜200ドル(約12,000〜30,000円)プール・スパ完備、リゾートホテル

特にシェムリアップはコスパが良いホテルが多く、3つ星ホテルでも1泊30ドル(約4,500円)前後で宿泊できます。

食事の価格帯

カンボジアの食費も安く、ローカルレストランや屋台では1食2〜5ドル(約300〜750円)程度で食べられます。

食事スタイル料金(1食)
屋台・ローカル食堂1〜3ドル(約150〜450円)クイティウ(カンボジア風ヌードル)、焼き飯
カジュアルレストラン5〜10ドル(約750〜1,500円)アモック(カンボジア風カレー)
高級レストラン20ドル〜(約3,000円〜)コース料理、欧米系レストラン

水やジュースは1本1ドル以下で、アルコール類(ビールなど)も1杯1〜2ドルとリーズナブルです。

移動費の相場

カンボジア国内の移動も低価格で、主な交通手段としてはトゥクトゥク・バイクタクシー・バスがあります。

移動手段料金(目安)
トゥクトゥク(短距離)1〜3ドル(約150〜450円)
トゥクトゥク(市内観光)10〜15ドル(約1,500〜2,200円)
市バス・ローカルバス0.5〜1ドル(約75〜150円)
長距離バス(都市間)5〜15ドル(約750〜2,200円)

移動費を節約するなら、トゥクトゥクの相乗りやバスの利用がおすすめです。都市間移動にはバスや飛行機を利用することが一般的ですが、時間に余裕がある場合はバス移動が安価で便利です。


気候・服装・ベストシーズン

カンボジアは熱帯モンスーン気候に属し、年間を通じて気温が高く、湿度が高いのが特徴です。

季節は大きく分けて乾季(11月~4月)雨季(5月~10月)の2つに分かれます。

気候と気温

季節期間平均気温特徴
乾季11月~4月25~35℃ほぼ晴れ、観光に最適
雨季5月~10月25~33℃スコールあり、緑が美しい

ベストシーズンは?

カンボジア旅行のベストシーズンは乾季(11月〜2月)です。この時期は雨が少なく、湿度も比較的低いため、快適に観光が楽しめます。

逆に雨季は観光に向いていないと思われがちですが、実は雨が降るのは1日数時間程度なので移動に大きな支障はありません。

観光客が少なくホテルや航空券が安くなるメリットもあるため、コストを抑えたい人には雨季の旅行もおすすめです。

服装のポイント

  • 年間を通じて夏服でOK
    (Tシャツ、短パン、ワンピースなど)
  • 寺院観光時は肌の露出を控える
    (膝丈スカート、ストール持参が便利)
  • 日差しが強いので帽子や日焼け止めを持参

雨季に訪れる場合は、折りたたみ傘やレインコートも持参すると便利です。


マナー・あると便利なアイテム

カンボジアでは日本と異なる文化やマナーがあるため、事前に知っておくとスムーズに過ごせます。

カンボジアの基本マナー

  • 寺院では肌の露出を控える
    (ノースリーブや短パンはNG)
  • 人の頭を触らない
    (仏教文化では頭は神聖な部分)
  • 足の裏を人に向けない
    (寺院や家庭での座り方に注意)
  • 物を受け渡すときは両手で
    (片手は失礼にあたる)

特に寺院観光時の服装には気をつけましょう。入り口で注意されることもあるため、ストールや羽織りものを持参すると便利です。

持っていくと便利なアイテム

  • 日焼け対策グッズ
    (帽子、サングラス、日焼け止め)
  • 虫よけスプレー
    (特に雨季は必須!)
  • ウェットティッシュ&除菌ジェル
    (屋台利用時に便利)
  • 小額の米ドル
    (1ドル札を多めに持つと便利)
  • 変換プラグ
    (コンセントの形状が異なる場合がある)

また、カンボジアではトイレットペーパーがないこともあるため、ポケットティッシュの持参もおすすめです。


おすすめ観光地5選

カンボジアには数多くの観光名所があります。

ここでは特におすすめのスポットを5つ紹介します。

① アンコール・ワット(シェムリアップ)

世界遺産にも登録されているカンボジア最大の遺跡。日の出の絶景スポットとしても有名。

② ベンメリア遺跡(シェムリアップ郊外)

「天空の城ラピュタ」のような神秘的な雰囲気が魅力の穴場遺跡。

③ プノンペン王宮(プノンペン)

黄金に輝く王宮はカンボジアの歴史と文化を感じられる観光名所。

④ クロン・サンロムビーチ(シアヌークビル)

透明度の高いビーチが広がるリゾート地。

⑤ キリング・フィールド(プノンペン郊外)

カンボジアの悲しい歴史を学べる場所。平和への理解を深める貴重な体験ができる。

注意すべきエリア

カンボジアは比較的治安が良いとされていますが、日本とは異なる環境のため、観光時に注意が必要なエリアもあります。

特にスリや詐欺、治安の悪い地域を事前に把握しておくことで、安全に旅行を楽しめます。

① プノンペンの一部地域(特に夜間)

プノンペンはカンボジアの首都で、多くの観光客が訪れますが、夜間の一人歩きは避けたほうが無難です。特に、次のエリアは注意が必要です。

  • リバーサイド周辺:昼間は賑わう観光エリアですが、夜間はスリや置き引きが発生しやすい。
  • セントラルマーケット周辺:観光客を狙ったスリが多発。バッグやスマホの管理を徹底することが重要。
  • トゥール・スレン周辺:観光地ではあるものの、人気(ひとけ)が少なく、ひったくりが発生しやすい。

② シェムリアップの観光エリア

シェムリアップは治安が比較的良いですが、観光客が多い分、スリや詐欺が発生しやすい地域でもあります。

特にナイトマーケットやパブストリートでは、貴重品を管理し、知らない人に声をかけられても簡単についていかないことが大切です。

③ シアヌークビルのビーチエリア

シアヌークビルはカンボジア屈指のビーチリゾートですが、近年は治安の悪化が報告されています。

特にカジノ周辺では詐欺やトラブルが多発しているため、安易に関わらないようにしましょう。

また深夜のビーチでの単独行動は危険です。

④ 国境付近(タイ・ベトナム・ラオス)

カンボジアの陸路国境付近では、観光客を狙った詐欺や賄賂要求が報告されています。

特にタイとの国境である「ポイペト」では、不当に高額なビザ料金を請求されるケースもあります。

陸路で国境を越える場合は事前にビザ情報を確認し、正規の窓口を利用しましょう。

安全に過ごすためのポイント

  • 夜間の一人歩きを避ける
    (特に女性やソロ旅行者)
  • スマホやバッグを無造作に持たない
    (ひったくり対策)
  • 流しのバイクタクシーは避ける
    (悪質ドライバーによるぼったくり防止)
  • カジノや怪しいバーには近づかない

これらのポイントを意識することで、カンボジア旅行をより安全に楽しむことができます。


まとめ

カンボジアは、アンコール・ワットをはじめとする壮大な遺跡群や、美しい自然、親しみやすい現地の人々などの魅力が詰まった国です。

日本からのアクセスも良く物価が安いため、リーズナブルに旅行を楽しめるのも大きなメリットです。

カンボジア旅行のポイントをおさらい!

ベストシーズンは乾季(11月~2月)
ホテルや食事は格安で楽しめる
移動はトゥクトゥクやバスを活用
治安は比較的良いが夜間は注意
持ち物は日焼け対策&米ドルを準備

カンボジア旅行の計画を立てる際にこの記事が少しでも役立てば嬉しいです。素晴らしい旅を!🚀✨

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