どこまでも続く砂の世界。生命が生きていく上で欠かすことのできない水とは対極に位置する砂漠に、人はなぜロマンを感じるのでしょうか。地位や名声やお金も、砂漠のど真ん中に放り出されてしまえば何の役にも立ちません。今回はそんな生と死について考えてしまう世界の砂漠をご紹介していきます。
サハラ砂漠

誰もが一度は耳にしたことがあるサハラ砂漠。アフリカ大陸北部にある広大なサハラ砂漠はアメリカ合衆国とほぼ同程度、日本のおよそ24倍の面積を持つと言われています。もし突然サハラ砂漠のど真ん中に放置でもされようものならまず生きては帰って来れないでしょう。
日中の気温は40℃を超えますが寒暖差も激しく、雲などが少ないため昼と夜とでは20℃くらい気温も違うようです。先ほど砂漠の真ん中で放置されたら生きて帰れないと言いましたが、周囲に明かりがないためおそらく夜の星空はとんでもなく綺麗に見えるはずです。日本の鳥取砂丘でも十分綺麗に見えるので、サハラ砂漠の星空は想像を超えてくるでしょう。
この砂漠はアフリカ大陸北部のかなりの面積を占めているので色んな国々と面していますが、もし行くならモロッコかエジプト辺りからがいいのかなと思います。どちらも魅力的な観光地ですから。エジプトなら成田空港からの直行便で13時間ほど。モロッコは日本からの直行便がないため乗り継ぎになります。大体18時間程度はかかると思います。
砂漠なんて砂しかないから観光すべきものが何もないじゃないと思われる方もいそうですが、見渡す限り砂しかないなんて僕にはロマンの塊にしか思えません。先ほど言ったように星空を見るのもそうですし、テント泊などもいいかもしれません。朝日を見たりラクダに乗ったり、バギーで砂漠を移動するのも面白そう。死ぬまでに一度は行きたい場所の候補のひとつです。
ナミブ砂漠

こちらも有名な砂漠ですね。位置的にはアフリカ大陸の南でしょうか。ナミビアという国にある砂漠です。日本からの直行便は無く約30時間ほどかけて乗り継ぎで向かうことになりそうです。ちょっと遠すぎ。。。
現存する砂漠の中では世界最古の砂漠であり、その起源は約8000万年前にまで遡ると考えられています。赤褐色の砂漠がどこまでも続くさまはまるで昔テレビで放映されていた金曜ロードショーのオープニングテーマでも流れてきそうな雰囲気です。
このナミブ砂漠は海岸砂漠で2013年に世界遺産にも登録されており、降水量自体は少ないですが海から流れ込む霧の恩恵を受けており、さまざまな固有種が生息しており独自の生態系を作り出しています。
レンソイス砂漠

この砂漠はですね、白いです。純白の大砂漠です。あとで紹介するホワイトサンズもそうですが、この世界には一面真っ白い砂で覆われた砂漠が存在するのです。砂の成分のほぼすべてが石英で構成されているからだそうですが、いやー、一度は行ってみたい。本当に凄すぎです。
場所的には南米ブラジルのマラニャン州にあるそうで、こちらも日本からの直行便がないためアメリカの主要都市で乗り継いで30時間近くかけて目指すことになりそうです。ブラジルには有名なイグアスの滝やサンルイスやゴイアス歴史地区、ネットショップじゃないほうのアマゾンなど見どころは色々とあるので、ブラジル観光に行った際は純白のレンソンス砂漠も併せて観光したいものです。
ホワイトサンズ国定記念公園

こちらもレンソイス砂漠と同様に真っ白い砂で覆われた砂漠です。アメリカのニューメキシコ州にある国立公園であり、僕が白い砂漠の存在を知ったきっかけでもある砂漠です。
10年以上前ですがB’zのヴォーカルである稲葉浩志さんがソロ楽曲のMVの撮影をこのホワイトサンズでしたんですね。一面真っ白い砂に覆われたこの砂漠は何だろうと思って調べたのがきっかけでした。レンソイスやホワイトサンズ以外にも白い砂漠は存在しているようで、本当に世界って広いんだなって思っちゃいます。
ゴビ砂漠

最後は中国とモンゴルに面したゴビ砂漠です。ゴビ砂漠は先に紹介した世界三大砂漠であるサハラ砂漠・ナミブ砂漠・レンソイス砂漠に次いで世界第4位の規模を誇ります。モンゴルの国土の約30%はゴビ砂漠が占めており、モンゴル観光においては重要な観光スポットのひとつです。
行き方としてはモンゴルの首都ウランバートルまでは日本から直行便が出ていて約5時間程度で到着します。そこからさらに飛行機で1時間半ほど移動すればゴビ砂漠にあるダランザドガドという町まで行くことができます。ゴビ砂漠には町や宿泊施設が点在しているようなので滞在するのには困らないでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。個人的には砂漠には非常にロマンを感じます。日々の喧騒を忘れ、砂漠の夜の星空などは何時間でも見続けていられそうです。しかし世界では近年の砂漠化の影響で多くの人々が苦しめられています。
アフリカでは砂漠化により住んでいた村が砂に飲み込まれたなんて話も聞くほどです。砂漠には非常に惹きつけられるものもありますが、深刻な環境問題も含んでいることも忘れてはならないと思います。
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